あの世界の片隅で

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「全世界極限サバイバル2016」感想

 2016年1月2日にTBS系列で放送された「全世界極限サバイバル2016」を観ました。

まずは、まっすー、サバイバルクリアおめでとう!

前回の記事で実際に自分がどんな感想を持つのかわからないと書いたけれど「前からまっすーのことはもちろん大好きだったけど、観る前よりもっともっと大好きになった」というのが一番の感想。観ている最中は家族と一緒ということもあって泣かなかったけど(でもテレビの前で正座してじっと観てたから笑われた)、しばらくたってから感動が押し寄せてきてじわじわと泣いてました。さっそく「テゴマスのらじお」*1と「MASTER HITS*2に感想メールも送ってきました。メールそのものがまっすーの目に触れなくても、反響があったことだけでもまっすーに届いたらいいな。もちろん番組への感想メールも放送終了後すぐに送りましたよ。スタッフさんへの感謝を込めて。

 

 テレビ誌やCMで初めてまっすーのおひげ顔を見た時は、まさかこんな顔が見られる日が来るとは思ってもいなかったのでびっくりしたけど、サバイバルを通してどんどん精悍になっていく表情にただ見入るばかりで、ひげも何の違和感もなく見てた。他にも今までに見たことのないものがたくさんあった。舌打ちとかちょっと粗い言葉遣いとかイライラしている表情とか。今までの「アイドルまっすー」がまったく見せずにきたものばかりで、極限に追い詰められていく中で露呈していく素の「増田貴久」は本当に格好良かった。あんなに虫が苦手なまっすーが、蚊でさえ嫌だと言い、以前出た番組*3では釣り針に虫をつけるのに何十分もためらっていたまっすーが、火をおこしている横でトンボみたいな巨大な虫が大量に飛び交っていても平然としている(というか、火がおきないことにイライラしている)。同じ番組で釣り上げた魚を針から外すのさえ恐る恐るだったまっすーが、泥の中で冬眠している魚を発見して大喜びで掘り出し、手に取っている。動物も苦手で綺麗好きなまっすーが、とにかくゴールへと前進するために、カバがたくさんいる泥水の流れる川を敢然と渡っていく。夜の危険から身を守るために象の糞をほぐして火種をつくり、そして生きるためにためらいながらも象の糞から絞った水分を口にする。いつもおしゃれなまっすーの頭がどんどんボサボサになっていくし、ひげもどんどん濃くなっていく。そのどれもがひたむきで魅力的で目が離せなかった。

 

 改めて感じたのは、この人は本当にいつでもファンのことや他人のことを第一に考える人なんだなということ。出演オファーをもらって「やったー!」って喜んだあとで心配になったのが「きれい好きな自分が行くことでスタッフさんに迷惑をかけたりしたらどうしよう」だし、ゾウの糞から絞った水分を口にするときにためらう理由が「ファンはこんな自分をこれからも応援してくれるだろうか」だなんて、もともとまっすーがそういう人だと知っていたつもりだったけど、改めて素敵な人だなと。あんな命に係わる極限の場面でためらう理由なんて、自分自身の嫌悪感以外に思いつかない。もちろんまっすーもそういう感情は大きかったと思うけど、そこに少しでもファンのことを思ってくれるなんて。どこまでファン思いなんだろう。

 放送の日の朝、いきなりまっすーからファンにメールが来た。ぜひ見てくださいって。過酷なロケだったことは放送前から予想できたけど、まっすーはどんなインタビューでも行ってよかった、成長できたとしか言ってなかった。今回のメールでも自分を選んでくれたスタッフさんへの感謝とどんなに素晴らしい経験をしてきたかということとがつづられ、それをファンに見てほしいという気持ちにあふれていて、そのメールだけで私はウルウルしてた。ただ、今回のメールにはなかったけど、色んな場所で不安も口にしてた。「ファンが引くかも」って。それはファンが離れていく怖さはもちろんあっただろうけど、それ以上に今まで自分を好きになってくれた人たちを傷つけることになるんじゃないかという心配が大きかったのかななんて思った。

 雑誌のインタビュー等で語った自分の言葉がだれかを傷つけるかもしれないと思って「やっぱり、さっきのなしで」と言うことが多いというまっすー。この人はたとえそれが幻想だとわかっていても、自分の関わる人がひとりでも悲しい思いをしないように常に気を配り続けている人で、「自分(達)を選んでくれたファン(と彼は思っているように感じる)」が対象となるとそういう思いが特に強い人なんだと思う。ひとりひとり大切にしようとしてくれているのが伝わってくる。だからコンサートでは遠くのほうまでひとりひとりの表情を確かめるように見ているし(そのせいで近くに視線が来ないこともあるけど(笑))、何か今までと違ったことをしようとする時真っ先にファンのことを思う。でもね、まっすー。大丈夫だよ。まっすーのファンはよく過保護だとかモンスターペアレント気質だとか言われるけど、まっすーもファンに対して過保護だよ。安心してね。私がファン代表みたいなことを言うのはおこがましいけど、あなたのファンはどんなあなたでも好きだし、あなたの頑張る姿を見て心配はしても悲しんだり傷ついたりしないよ。いつもの可愛い「まっすー」も癒しの笑顔もキラキラアイドルのあなたも、それから今回見せてくれた新しい「増田貴久」も全部ひっくるめて大好きだし、前よりもっともっと大好きになったし、やっぱり何ひとつ変わらずあなたは「アイドル」だよ。今回あなたが見せてくれた表情はどれも人間味にあふれていて、ゴールを目指して黙々と歩きつづけるあなたは美しかった。汚れた服と靴で(それでもどこかスタイリッシュだったけど)髪もボサボサでひげだらけの顔のあなたは本当に美しかったよ。「美しい」を考え続けているあなたに伝えたいな。

 

 最初の夜に洞窟でハンカチを枕に寝転ぶ姿は本当に可愛かったし、地図をびしょぬれにしちゃってルートがわからなくなっちゃうところとか、カバンが濡れないように投げたのに結局水の中に落ちちゃうところとか、随所に見なれたいつものまっすーが見られたのもよかったな。こういうちょっと残念なところも好きなんだよ。あと、最初はいつものペットボトルに口をつけない飲み方してたのに、進んでいく内に思いっきり口つけて飲んでたのも何だかキュンとしました。でもそんな風になっちゃうぐらい余裕がなかったってことなんだよね…100時間あれだけの食料と水で、あまり寝られてないだろうし。「5時間歩き続けて」なんて一言のナレーションで終わってたけど、そんな状況で何時間も風景の変化がないところを歩き続けるなんて体力的にも精神的にも想像を絶する過酷さだったと思う。本当によくがんばったね。

 

 何はともあれ、今回の番組にまっすーが出てくれて本当によかった。スタッフさんがまっすーを選んでくれて、本当によかった。ゼウスで見せたまっすーの勇姿が今回の抜擢に繋がったのかなあ。とにかくすべてに感謝します。ありがとうございました。(できれば今回の番組のロングバージョンをDVDか何かで発売して頂けたら嬉しいのですが…)

 

 そしてもう一度、まっすー本当におめでとうございます。美しい挑戦を見せてくれてありがとうございました。あなたが最後に見た景色は画面を通して見ても美しかったけれど、色々な意味で新しいことに挑戦してやりきったあなたの目にはさぞかし美しかったことだと思います。祝福してくれているかのようにかかる虹にやっぱりあなたはアイドルだなとしみじみ感じました。帰りの飛行機から撮ったという雲の写真が美しくキラキラしていたので、きっとあなたの挑戦は成功したんだと信じてはいたけれど、その姿が実際に見られて安心したし勇気をもらいました。本当にありがとうございました。

 

 そしてサバイバルが終わった今、来週の「変ラボ」*4がドキドキですよ…シゲ出演の「嵐旅館」を見ながらシゲの回しの上手さに感動していたらいきなり流れた「変ラボ」予告映像…女の子のマフラーをグイッと引き寄せて体を密着させるまっすー…その身長差と体格差も相まってかなりの破壊力で動揺しまくってます。個人的にそういうドキドキはまっすーに求めてなくて(ひどい)そのポジションには慶ちゃんが鎮座していたので、あんな短い映像で心臓がバクバクしてる自分に動揺。来週どうなるんだろうーー!

 

 

 

 

*1:MBSラジオ 毎週水曜日23:30~

*2:bayfm78 毎週金曜日23:00~

*3:日本テレビ「あっどうも はじめまして旅」2015年6月8日放送

*4:日本テレビ 2016年1月11日23:59~